インタビュー
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患者さまは、一人ひとり性格も症状も三者三様。みなさまの笑顔を守るために心を耕し続けます。
風邪ひとつをとっても患者さまごとに症状はさまざまです。医療知識があることはもちろんですが、どのような接し方で患者さまとのつながりを築き、どの知識を用いて病気を治療すべきか、その見極めを重視しています。
医師を志したきっかけ、力を入れていることを教えてください。
身内に医療関係者はいませんが、「祖母の病気を治したい」という思いから医師を志しました。魂が欲したとでもいいますか、小学生の時には医師になると決めていました。熊本大学病院で心臓血管外科を中心に学んだ後、内視鏡専門の胃腸クリニックなどで経験を積みました。開業にあたって内科系、老人内科を取り入れ、今に至ります。
診療に際しては、心の勉強に特に力を入れています。すべての職業に通じますが、人はやはり気を許して話せる相手を頼りにしますよね。特に医師の場合は、患者さまとそういう人間関係をしっかりと築けているかどうかが大切で、たとえ同じ薬を処方されたとしても患者さまへの薬の影響が違ってくると思います。
診察の際に心がけていること、診察のモットーは何ですか?
患者さま一人ひとりと誠実に向き合い、来院前よりも幸せになっていただくために、私の経験と知識を尽くしてお力添えすることが、私の診療理念です。医学は進歩し続けていますので、新しい医療知識を増やし続けていくのはもちろんですが、こころの勉強を特に重視したいです。
患者さまはそれぞれ年齢も育った環境も違い、怒りっぽい人、内気な人、優しい人、陽気な人など三者三様ですが、「健康になりたい」という思いは同じ。どこを切り込んでいけば患者さまが話したい本質に辿りつけるかを見極めるには、こころの勉強がとても重要です。今後も愛情ある医療を提供できるよう努めていきます。
今後、力を入れていきたい治療などを教えてください。
新しいことに手を広げるというよりは、循環器病を中心に、生活習慣病、消化器病、更年期障害のプラセンタ治療など、かなり幅広く診療してきたので、これを継続していきたいですね。
地域のみなさまに誠実な医療を提供していくためには、患者さまのニーズに合わせて診療科目をしぼり込むことも大切ではないかと考え、検討しています。
熊本大学病院および熊本市内の病院での勤務を通して築いてきた人脈もいかしながら、地域のみなさまの健康と幸せをサポートしていければと思います。
院内のデザインや空間面でこだわっていることはありますか?
当クリニックに来院されたら心身ともに健やかになっていただきたい、という思いから、明るくて清潔な空間作りに気をつかっています。待合室は緑を基調としたインテリアにきれいな花や絵を飾り、少しでも穏やかな気持ちでおくつろぎいただけるよう配慮しています。
最後に、患者さまへメッセージをお願い致します。
現在インターネットやテレビ番組などで医療情報が溢れている時代です。スマートフォンなどで気軽に症状や病気を検索できますが、それはメリットばかりとは限りません。自己診断で、胃が痛むから胃がんではないか、胸が苦しいから心筋梗塞ではないか、と過剰に心配されていらっしゃる患者さまも、しばしば見受けられます。
医師の視点でみて、患者さまが何を知るべきか、どのような治療を受けるべきかをアドバイスできます。体のことで気になることがありましたら、ひとりで抱え込まず、まずは、お気軽に当クリニックにご相談いただければ幸いです。スタッフ一同、優しい笑顔でお待ちしています。